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株式会社オートバックスセブン法務部・山田治氏

講義の様子

法学部キャリア形成科目「社会に生きる法」第3回目

 2007年度より、法学部では法政特殊講義「社会に生きる法」を開講している。本講義は、法学部の学びから身につけるべき力はなにか、その力は社会の中でどのように生きているか、またどのように活かすことができるかについて、さまざまな業界で活躍する法学部出身のゲスト・スピーカーの講義を通じ、これらをリアルに理解することによって、自らの進路や、これからの学びへの動機づけとなることを目的としている。第3回目(5月11日)は、株式会社オートバックスセブン法務部・山田治氏を講師に招き、講義を行った。

 この講義おいて、山田氏は、法務部の仕事の中でも契約書の作成はとりわけ重要であるとし、「契約の書面化により契約に関するトラブルを未然に防ぎ、実際にトラブルが生じたとき的確に解決することも可能となる」と述べた。山田氏によれば、契約書の作成には具体的取引内容の正確な把握と、それをめぐる法的ポイントの把握が決定的に重要であるという。

 引き続き山田氏は、フランチャイズ契約を例にとり、契約書作成のプロセスを具体的に説明した。その中で、相手方と交渉しながら契約書を作成していく段階において、将来起こりうる契約期間中の様々なトラブルに対し、どのように対応していくかといった問題について、どう判断を下すべきか迷うこともあるが、「そのような時にこそ、法の原理・原則及び法制度の背景に経ち返って考えることで結論を導き出せることが多いため、大学での学びを通じてこれらの理解を固めることが重要である」と経験を語った。

 受講生は山田氏の講義に真剣に耳を傾け、熱心にノートをとっていた。

 本講義では、厚生労働省・福井県庁・住友生命保険相互会社・大和ハウス工業社など、さまざまな団体や企業から講師を招き、授業を行なうものである。

法学部のHPはこちら