立命薪能を開催
5月14日(月) 衣笠キャンパス以学館前広場・特設舞台にて、能楽部主催による「第25回 立命薪能」が行われた。薪能(たきぎのう)とは、屋外にかがり火を焚き、その明かりを背景に演じられる能である。陽が落ち薄暗くなると火入れ式が行われ、夜の以学館前には完成された能舞台が設置された。演目は数番の仕舞(しまい)と、能「巻絹」(まきぎぬ)。会場には学生のみならず、地域住民の方が多く訪れた。部員による舞と地謡、プロの能楽者によるお囃子も舞い演じられ、俳優(シテ)の歌舞を中心に、伴奏である地謡(じうたい)や、お囃子(はやし)によって構成された美しい舞台は、会場の観客を魅了した。
能楽部部長の経済学部2回生・尾籐広志さんは「1つの舞台を作り上げることができた達成感を強く感じている。休日を利用し公演準備をしてきたが、現在の部員数は10人と少なく、学生のみでの運営は大変だった。プロの能楽の先生方や、公演に来られた地域の方々に支えられ、舞台を完成させることができた」と感想を述べた。
今後、能楽部の公演は、6月30日に前期の活動の集大成となる部内発表会「紫陽会」、7月7日に京都学生能楽連盟による「翡翠の会」、11月に1年間の集大成となる「立命能」が行われる予定。
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