立命館大学
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慶應義塾大学法学部の小山剛教授

法学会春季学術講演会 開催

 6月22日(金)、衣笠キャンパスにて立命館大学法学会春季学術講演会を開催した。慶應義塾大学法学部の小山剛教授を迎え、「9.11後の自由と安全」をテーマに講演を行った。

 講演の中で憲法の専門家でもある小山教授は、「憲法は元来、国家から国民の自由を守るためのものであり、自由を守るため国に対し、『〜はするな』と命令するものであると捉えられてきた。そのため、憲法学に於いて、『安全』そのものはテーマではなかった。だが、9.11後、国家は自由を制限してまでも『安全』な社会を実現しなければならない、との考え方が生まれた」と述べた上で、「では、安全と自由とはどう調整するのか。それは、どのような危険やリスクと自由とが衝突しているのかという、個別具体的な事例ごとに議論されるべきである」と話した。

 まだ、憲法の授業を履修していない1回生の学生の姿も会場には見られたが、小山教授は終始、分かりやすい言葉と説明で講演を進め、会場の学生たちは熱心に聞き入った。


<2007年6月26日掲載>