立命館大学
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記念撮影の様子

国際シンポジウム「2007循環経済と持続可能な発展」を開催

 2006年5月に上海で開催された「循環経済社会の理論と実践日中シンポジウム」(中国浦東幹部学院と共催)、11月に北京で開催された「調和社会と持続可能な発展国際シンポジウム」(サスティナビリティ学連携研究機構(IR3S)、京都サスティナビリティー・イニシアティブ(KSI)、浙江大学と北京大学との共催)を受け、5月30日(水)・31日(木)の両日、浙江大学(杭州市)において、国際シンポジウム「2007循環経済と持続可能な発展」を開催した。

 3回目となった今回のシンポジウムでは、日中両国の研究者約100人が出席、最新の研究報告とそれに基づく活発な意見交換が行われた。特に中国側の研究が急速に進んできており、日中双方の議論がよりスムーズになった点が今回の大きな成果であった。
 立命館大学からは川口清史・立命館総長、佐和隆光教授(日本代表団団長)、仲上健一国際機構長、周生立命館サステイナビリティ学研究センター長(シンポジウム事務局長)他、数名の教授、大学院生が参加。川口総長は、「循環型経済社会の形成は、資源節約型・環境配慮型社会の実現と持続可能な経済発展を達成する上で重要なアプローチである。立命館大学は今後も引き続き浙江大学と共同研究や人材育成事業に協力していきたい」と挨拶した。

 5月30日(水)には、初の試みとして、日中の若手研究者を中心に本シンポジウムのテーマに関する英語によるセッションを開催。日中合わせて11の報告があり、極めて率直かつ活発な討論が行われた。
 午後には開会にあたり、東京大学・京都大学・大阪大学の総長より、中国側からは浙江大学の朱副校長より挨拶が行われた。その後、浙江大学の駱教授よりバイオマス及び太陽光エネルギーに関しての基調講演と質疑、日本側からは、大阪大学の盛岡教授による、「循環型社会の構築:日本の経験とアジア循環への視点―中国の循環経済との比較を通して」と題した基調講演と質疑が行われた。
 5月31日(木)には、午前・午後にわたる2セッションを開催。セッション1では「気候変動、エネルギーと持続可能な社会」、セッション2では「調和社会・経済と持続可能な社会」というテーマのもと、日中双方の研究者による10の最新研究報告と活発な討論が行われた。
 6月1日(金)には中国政府に指定された国家級持続可能な発展モデル地区である桐郷市に移動。副市長をはじめ市政府の幹部より、同市の農村建設、生態系保護、環境問題などについての説明が行われた。午後には同市の経済開発区や烏鎮地区を視察。新旧の歴史を共存させている同市幹部と意見交換を行った。


<2007年7月6日掲載>