パネルディスカッションの様子
パネルディスカッションの様子 |
立命館大学産学協同アントレプレナー教育プログラム 「Rits Entrepreneurship Education Forum 2007」開催
7月12日(木)、びわこ・くさつキャンパス(BKC)ローム記念館にて、立命館大学産学協同アントレプレナー教育プログラム「Rits Entrepreneurship Education Forum 2007」を開催した。
立命館大学では、アントレプレナーシップに満ちた人材の育成を目指して、2005年度より文理4学部(経営、経済、理工、情報理工)共通プログラムとして「産学協同アントレプレナー教育プログラム」を展開しており、文部科学省の現代GPにも採択されている。このフォーラムはアントレプレナー教育プログラムをさらに豊富化させ、企業との関係強化や学生の学習意欲と自覚の向上、情報発信を行うことを目的に開催された。
第一部では、肥塚浩・立命館副総長の開会挨拶で始まり、山口俊介・経営学部客員教授が開催趣旨の「アントレ・インターンシップのねらい」について簡単に説明を行った。その後、株式会社プロジェクトニッポン代表取締役でDREAM GATEプロジェクト代表の松谷卓也氏が基調講演「これからの日本に求められる起業家人材像」をテーマに、起業の難しさとして、起業家自身にアイデアの発想力、マーケティング力、信念と実行力、組織力など全てを備えていなければならないことや、学生時代にやっておくべきことなどを熱く語った。
第二部では、パネルディスカッション「大学における学びの姿勢とアントレプレナー教育」と題して、樋原伸彦・経営学部准教授をコーディネーターに、松谷氏に加えて、金春久氏(株式会社ビーコス代表取締役)、辻坂京子氏(【財】大阪科学技術センター会員)が参加し、「大学における学びの姿勢とアントレプレナー教育」について議論を行った。起業感度を高め、良質な情報収集を行うことの重要性やリーダーシップを身につけることを学生時代から意識することが重要だとの意見が出され、会場に集まった学生たちは食い入るように議論に聞き入っていた。ディスカッションの後には、質疑応答が行われ、学生から出された「一番辛かったことは何か」などの質問にパネリストが熱心に答えていた。
最後に、黒木正樹・経営学部准教授が、吉田松陰の言葉を交えながら「産学協同アントレプレナー教育プログラムを立命館大学の特色となるような教育プログラムに発展させていきたい」と閉会の言葉を述べ、フォーラムは幕を閉じた。会場には200人を超える学生や関係者が集まり、アントレプレナー教育に対する理解を深めた。
<2007年7月23日掲載>
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