全国知事リレー講義第12回 長野県 村井 仁知事
7月10日(火)衣笠キャンパスにて、「全国知事リレー講義」の第12回目の講義を開催した。今回は長野県の村井 仁知事を迎え、「行政のあるべき姿を求めて」を演題とし、講義を行った。
村井知事は大臣経験もある元衆議院議員で、2006年の選挙で当選したばかり。知事の立場について、「大臣は権限が強いが、基本的にはあまり長く在職できないため、時間が少ない。それに比べ知事は、裁量幅の差を感じるが、最低でも4年間在職でき、落ち着いて仕事ができるという印象がある」と述べた。また、行政の役割について、「行政とは、新しいサービスの開発よりも既存の行政サービスの的確なメンテナンスが主な仕事である。例えば、昨今話題の年金問題などは、本来行政なら絶対に起こしてはならないこと。年金給付の不安などあってはならない。間違いのないことを的確に処理することが求められるのが行政である」と話した。
全国でも数少ない大臣経験者の知事の講義とあって、会場では熱心に講義を聞き入る姿が見られた。
全国知事リレー講義の詳細は
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<2007年7月17日掲載>
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