立命館大学
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発表の様子

報告を行う理工学部の吉田真教授

報告を行う「Reco.Lab」前副代表の奥山武生さん

各部会の提言発表の様子

大学まちづくりフォーラム開催

 7月8日(日)、大阪市中央区のホテルヴィアーレ大阪において大学まちづくりフォーラム(主催:関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学、産経新聞社)を開催した。このフォーラムは、実際に地域連携・まちづくりに取り組んでいる多くの学生や教職員などが一同に会し、他者の取り組みについて知り、ネットワークを構築することで、"学生によるまちの活性化"を促し、大学と地域の発展に寄与することを目的として行われた。

 第1部ではコーディネーターの木本圭一教授(関西学院大学学長補佐)から開会の挨拶がなされた後、関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学の順で活動報告を行った。立命館大学からは、理工学部の吉田真教授と環境系サークル「Reco.Lab」前副代表の奥山武生さん(経済学部4回生)が立命館生協、滋賀県や地域の方と共同で行っている、エコプロジェクトに関する報告を行った。奥山さんは「6月5日から南草津駅・立命館大学びわこ・くさつキャンパス(BKC)間で走り出した、廃食油を利用したバイオディーゼル燃料で走るバス(BDFバス)は僕たちの活動のひとつの成果です。問題を肌で感じ取る学びの場を地域と共に創り上げ、地域との交流で培ったモチベーションを学びの場にフィードバックすることで、多くのことを学ぶことができています」と述べ、大学と地域が連携して、地域の活性化を行うことで、BDFバスのような成果とともに学生の学びにもつながっていることを報告した。また吉田教授は、「2002年度からはじまった教養教育科目『近江草津論』による、ネットワークの形成や問題意識の醸成がBDFバスの実現につながった。積極的に活動する学生たちをサポートする仕組みをさらに創り上げていきたい」と今後の抱負を語った。
 関西大学、関西学院大学、同志社大学からは「Web福祉マップによる中等教育の実質化とまちづくり」、「学生による『劇場空間・宝塚』の都市再生」、「同志社京田辺祭を事例とした地域連携によるまちづくり」についてそれぞれ報告が行われた。

 第2部では、「ひとづくり部会」、「しくみづくり部会」、「きっかけづくり部会」、「ことづくり部会」の4つのグループに分かれてグループワークを行い、まちづくりを行うにあたっての重要なテーマについてそれぞれ提言を作成。第3部ではそれぞれの部会で話し合われた提言を発表するとともに、「大学まちづくり宣言」を採択した。そして、その結果として、「大学まちづくり宣言」として発表された。

 フォーラムには、17大学から110名の学部生、大学院生、教員などが参加し、学生、教員などのネットワークも新たに形成される機会となった。なお、このフォーラムは約20名の学生企画運営委員が中心となって企画をたて、司会や運営も学生を中心として行われた。


<2007年7月11日掲載>