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展示に見入る学生たち

展示の様子

衣笠図書館で展示企画「祇園祭展」開催中

 7月2日(月)より、衣笠キャンパスの図書館エントランスホールにおいて、京都の夏の風物詩である祇園祭をテーマとした「祇園祭展」を開催している。

 『祇園祭』は今から約1100年余り前の869(貞観11)年に始まった、京都東山区にある八坂神社の祭礼である。祇園社から神興を出し神泉苑(二条南側)に鉾を立てて疫病退散を祈願したのが始まりといわれている。
 応仁の乱(1467〜77年)によって祭りは途絶えたが、1500(明応9)年に町衆の手で再興され、以後、中国やペルシャ、ベルギーなどからもたらされたタペストリーなどを各山鉾に飾るようになり、これらの懸装品の豪華さゆえに、山鉾は「動く美術館」とも呼ばれている。江戸時代に火災に見舞われたが、町衆の力で祭りの伝統は現代まで守られてきた。かつては祇園会(ぎおんえ)、あるいは祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)とも言われ、東京の神田祭、大阪の天神祭とともに三大祭に数えられている。

 会場には、祇園祭山鉾絵図や祇園祭染織名品集など祇園祭にちなんだ図録や資料が展示されている。「コンチキチン」の祇園囃子(ぎおんばやし)の音色と夏の到来を感じられるような数々の資料を前に、学生らは見入っていた。

展示場所:衣笠図書館1Fエントランスホール
展示期間:2007年7月2日(月)〜7月31日(火)まで
展示内容:
・祇園祭山鉾絵図(1985年出版 西脇友一編著)
絵図編(祇園祭山鉾町鳥瞰図一葉、山鉾絵図三十一葉)、文章編からなる。絵図は建築図面などをもとに厳格な作画規準に基づいて描かれ、当時の最高の技術で製版・印刷されており、資料的価値の高いものとなっている。
・祇園祭染織名品集(1970年出版 太田英蔵等 編輯・解説)
祇園祭千百年記念事業として刊行されたもので、山鉾町(29ヶ町)秘蔵の胴掛や見送などのうち特に秀れた名品を選んで原色版印刷した図録。

衣笠図書館のHPはこちら


<2007年7月2日掲載>