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国際関係を擬似体験する「グローバル・シミュレーション・ゲーミング」が |
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6月15日(土)、国際関係学部にて「グローバル・シミュレーション・ゲーミング(GSG)実習T・U」が実施された。この科目は、学生自身が世界情勢を動かすアクターに扮し、外交文書の交換を通じて国際関係を擬似的に経験し国際関係学への関心と問題意識を深めることを目的としている。 この日は、受講生および学部生・院生ボランティア、アジア太平洋大学からのアクターを含んだ約140名が参加、国際社会の1年を1日に凝縮して体験した。舞台となった恒心館は、終日緊張感の高い政策立案や交渉によって熱気に包まれた。 学部創設以来今回で15回目となる同取組みは、昨年は外交文書をe-mail化するなどのIT化を進め、今年度は立命館大学としても初の取組みとなる立命館アジア太平洋大学学生との遠隔共同開催の学術交流に挑戦、サテライトシステムやインターネット配信を利用することで実現した。初参加となったアジア太平洋大学の学生もインターネットやテレビ会議システムを通じて事前に積極的に参加した。閉会式では、今後のさらなる交流を誓い合った。 またこの日、外部から多数の見学者がありその中には国際関係学部を目指す受験生らの姿も。終了後、受験生の中からは、国際関係学部への想いが強まったという声が聞かれた。 毎年、学生の熱意と創造で発展し続けるGSG。来年は、アジア太平洋大学とのネットワークでさらにリアルな展開となろう。しかし何よりも、学生たちがGSGを通じて身に付けた国際社会への問題意識、企画立案、プレゼンテーション、情報処理、IT等の諸能力が今後の様々な場面で発揮されることが期待される。 |