Ritsumeikan News
  立命館ニュース

2002年度留学生日本語スピーチ大会開催


6月25日(火)、びわこ・くさつキャンパスのコラーニングハウス403号教室にて、立命館大学国際教育・研究推進機構主催の2002年度留学生スピーチコンテストが開催された。

このコンテストは、立命館大学に在学する留学生の日本語能力向上と、日本人学生たちが異文化を理解する機会として開かれたものである。テーマは自由選択とし、書類選考を通過した9名の留学生がスピーチを発表した。

当日は多くの学生が集まり、留学生が現在考えていることや感動したこと、体験したことについて熱心に耳を傾けた。優勝したマレーシア出身のムハマド・シュクリ・ビン・ガザリ君は、「色めがね」という奇抜なタイトルで、クラスコンパの席上、『あなたの神はここ(日本)にはいないから、大丈夫』と親切にお酒をすすめる日本人学生を前にして、彼の心の葛藤を素材に異文化理解の重要性について熱弁をふるった。準優勝でネパール出身のカナル・バスデヴ君は、「旅の想出」というタイトルでこれまで出会った人々の温かさについて表現豊かに語りかけた。他の出場者のスピーチもそれぞれが聴衆の感動を呼んだ。

大会の広報、会場受付・設営、観客呼びかけについては、留学生チューター(TISA)のメンバーが力を発揮した。留学生の日本語運用能力の高さを改めて認識するとともに、異文化理解を深めるよい機会となった。