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アート・リサーチセンター秋季連続講演会第2回
森田富士郎撮影監督講演会「映画技術の行方―デジタルとの融合―」開催




森田富士郎撮影監督が今後の映画の行く末について語る講演会、「映画技術の行方―デジタルとの融合―」が、11月20日(水)、アート・リサーチセンターで開かれた。

アート・リサーチセンター秋季連続講演会の一環として開かれたもので、キャンパスの内外から、学生、社会人を問わず、多くの人がかけつけた。聞き手として、京都府京都文化博物館学芸員の森脇清隆氏が招かれた。

森田氏はこれまで『大魔神』、『金閣寺』、『利休』など、数々の名作を撮りつづけてきた。1947年に大映映画株式会社に入社後、今日まで撮影した映画は60本以上。その間、激しい勢いで進歩する映像技術を見つづけてきた。「これまでの映画がわかってこそ、これからの映画がわかる。」無声映画の時代から、デジタル映画の今日までの技術革新を、その時々の撮影機材などの映像を交えながら、森田氏は話した。
映像技術は常に変化を遂げつつあり、映画界においても、近年のアナログからデジタルへの移行は、革命的な出来事である。デジタル化の波は、撮影現場にはもちろん、映画の興行などにも大きな変化をもたらしていると森田氏は話していた。

秋季連続講演回の第3回は、「―無声映画、等持院に還る!―第三弾 甦るマキノ映画」をテーマに、11月30日(土)、15時30分より、衣笠キャンパス以学館2号ホールで、行われる。詳細はこちら