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  立命館ニュース

第3回立命館大学ノーベルフォーラム開催




11月6日(水)びわこ・くさつキャンパスのローム記念館にてイグマル・グレンテ(Ingmar Grenthe)氏を講師としてお招きし、学生・院生・教職員・企業から約200名の参加を得て、盛大に開催された。

イグマル・グレンテ氏は、スウェーデン王立工科大学名誉教授で、1992年以降ノーベル化学賞選考委員でもあり、「ノーベル財団とノーベル賞〜その歴史と
ノーベル賞の選考過程〜」と題してご講演いただいた。

ノーベル賞は1902年以来Alfred Nobel の遺言に基づいて設立されたノーベル財団によって運営されており、スウェーデンとノルウエーの機関が選考を委任されている。世界の代表的な科学者の推薦による候補者について厳正な選考が行われ、とくに『誰が最初にそれを発見したか』、『だれが最初にその問題に着手したか』という、オリジナリティーに強い力点が置かれている。

講演は、まず、ビデオを用いてノーベル財団の成り立ち、ノーベル賞の歴史などについて紹介があり、ノーベル賞物理賞、化学賞の選考基準・方法について公表できる内容について話された。ノーベルの遺言内容を尊重しつつ、1つめは、各賞ごとの候補者が重複しないように、各委員会ごとに相談して行っていること。2つめは、業績の数は問わないが、業績は必ず、公表されていなければならないこと。3つめは、いままでの思考を変えるような新しい発見と、この発見により広範に示唆するものがなければいけないことである。各賞により推薦候補数は違いがあると思われるが、数千の中から、500以下の推薦候補数に絞っている。2003年度の受賞に向けて、2002年12月10日から委員会が開始され、1ヶ月に1回討議がかわされることになる。賞は、個人的に選考委員に依頼して得られるものでもないし、多くの推薦者を得たからと言って得られるものではないし、科学競争の勝者に得られるものでもないことを知ってほしい。賞を得るための研究でなく、謙虚に人類の恩恵に貢献するための研究に与えられるものである、と述べられた。
グレンテ氏が、科学的なものの考え方をしているか、自分で発見して問題を解決することが研究にとって重要であることを最後に話して、講演は終了した。