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2003年度政策科学部「全国知事リレー講義」
第3回 福島県 佐藤栄佐久知事による講義



4月22日(火)、2003年度政策科学部「全国知事リレー講座」が衣笠キャンパスにて開かれた。今年度第3回目となる今回は、福島県の佐藤栄佐久知事が「プルーラリズム(複数主義)」をテーマに講義を行った。

佐藤知事は、冒頭に、前日指定された小泉内閣による構造改革特区の話題を持ち出し、これからは産民一体となった地方分権の推進が必要と強調。それを基に、福島県づくりの基本理念と施策について持論を展開した。知事は、参議院議員時代の経験談を踏まえながら、従来のピラミッド型の官僚組織からの脱却を図り、住民中心の新市町村主義を確立した上で、新たなパートナーシップを作り上げようと提案。その提案をひらめいたきっかけとなったのが、日本における構造化されたパターナリズムの行き詰まりであると主張した。また、これからの時代に求められる考え方として、岐阜県の世界遺産・白川郷住民の屋根ふきかえ作業を例に、経済の関係で成り立つ「ひとり勝ち」ではなく、地域住民相互による「共生の論理」で行うことが大切としめくくった。

講義終了後、知事は「学生さんが私の話しに興味を持たれたかどうかは不安だが、熱心に聴いてくださったのでとても話しやすかった」と講義での感想を語った。また、講義を受けた政策科学部2回生の鈴木美佳子さんは、「『プルーラリズム』という知事個人の哲学が根底にあると、話にも一貫性が出ていてよかったと思う」と述べた。

本講座は2002年度から開講されており、今年度は20余名の知事が講義を行い、昨年度とあわせ全47都道府県の知事が講義を行う予定。なお、講座開講にあたり、読売新聞大阪本社のご協力を得るとともに、全国知事会議や出版社「ぎょうせい」など、多方面のご支援をいただいている。

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