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2003年度政策科学部「全国知事リレー講義」
第10回 北川正恭前三重県知事による講義



6月24日(火)、衣笠キャンパスにて、全国知事リレー講座が行われた。今期第10回目となるこの日は、北川正恭前三重県知事が講義された。

北川氏は、自身の知事引退表明について切り出し、「在任中、知事多選の禁止を条例化することも真剣に検討したが、主権在民であることを重視して条例化は取り止め、自ら就任当初の記者会見で述べた2期8年で辞めるという公約を実行しただけ」と、当面は民間人として民主主義発展のために尽力すると表明した。

つづいて、これからは多元的・多様的価値を創造していくことが必要であり、そのためにはマクロ的な国家戦略を強化していくことが重要であると強調した。この中で北川氏は、官主主義から政治家中心の民主主義へ転換するため、政治家主導を強力に打ち出すことが重要であるとし、その手段としてこれからの選挙制度にマニフェストを導入すべきと訴えた。特に「期限・財源・数値」を示す工程表を策定し、苦い薬も入った政策案を有権者に提示し、その政党が政権をとれば、脱官僚、脱無党派、脱中央集権が実現し、抜本的改革に繋がると述べた。

講義後、多くの受講生らが北川氏を囲み、熱心に質問をする姿が見られた。北川氏は、「これからは多元社会。中央、地方からぜひチャレンジしてください」と政治家を志す学生に対しエールを送った。

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