ベトナム政府より勲章を授与された安齋育郎教授
 
「文化・情報事業功労者記章」の勲章
 
 
安齋育郎教授ベトナム政府より「文化・情報事業功労者記章」を受章
 
 2004年2月7日、立命館大学国際平和ミュージアム館長 安齋育郎国際関係学部教授は、長年に渡るベトナムとの平和的友好に尽力した功績を称え、ベトナム政府より「文化・情報事業功労者記章」を授与された。授与式は、ホーチミン市の戦争証跡博物館において、ベトナム文化・情報局の局長ならびに副局長の参加の下、歴史博物館、革命博物館などの館長ら50名が参列して行われた。

 安齋育郎教授は、文化・情報事業功労者記章授与式において、感謝の意を表すとともに、自身とベトナムとの関係を述べ、日本がかつてもたらした戦争の惨禍に深い悲しみと憤りを感じるとともに、戦争犠牲者に心から追悼の意を表し、二度と侵略戦争が行われることのないよう努力を重ねたい、と話した。

 立命館大学国際平和ミュージアムでは、世界の平和博物館との学術交流協定を締結すべく、準備をすすめているが、この度、ベトナムの戦争証跡博物館とも協定をとりかわすこととした。

 安齋育郎教授は、東京大学工学部原子力工学科出身、工学博士。東京大学助手、中央大学商学部講師、東京医科大学客員助教授を経て、1986年立命館大学経済学部教授、1988年から国際関係学部教授。1995年より立命館大学国際平和ミュージアム館長。日本平和学会理事、日本学術会議平和問題研究連絡委員会幹事、原水爆禁止世界大会議長などを務めている。