謝辞を述べる市川正人教授
 
竣工式が行われた西園寺記念館
 
 
西園寺記念館(法科大学院棟)改修工事竣工式を挙行
 
 2004年3月15日(月)、本年4月に開設する法科大学院(大学院法務研究科法曹養成専攻)の施設となる西園寺記念館の竣工式が、同館コート・ルーム(模疑法廷教室)にて行われた。

 竣工式の冒頭で、川本八郎立命館理事長が「法科大学院では、立命館の法学教育100年の歴史を未来に向けて背負い、歴史性と社会性をもった法曹を養成していきたい」と挨拶。
 続いて、竣工を記念したテープカットが、株式会社京都建築事務所 川下晃正代表取締役社長、東急建設株式会社 堀込喜人大阪支店執行役員支店長、川本八郎理事長、長田豊臣総長によって行われた。
 式典の最後には、4月より法務研究科長に就任予定の市川正人教授が、「西園寺記念館の施設は立命館大学法科大学院の基本理念である『地球市民法曹の養成』に相応しい場所。理念に沿った教育を行い、法曹養成において立命館大学が確固たる地位を占めていくような教育を行っていきたい」と謝辞を述べた。

 法科大学院は法曹養成に特化したプロフェッショナルスクールであり、理論と実務との架橋を意識しながら、学生が高い専門性を身につけられるような教育を行っていく。この日竣工した西園寺記念館(法科大学院棟)は、こうした教育に相応しい、双方向・多方向型の少人数教育に対応した講義室や、パソコン利用の授業や学生の自習に対応する情報演習室、模擬裁判も実施できるコート・ルーム、リーガルクリニックのための相談室等が特徴。また、全館に無線LANを配備し、教室でも自習室でも各種データベースへのアクセスが可能となるなど、最新鋭の設備も備えている。