特別講演会の様子
 
産学官連携の成果を紹介する展示会
 
 
第3回産学官連携推進会議 開催
 
 6月19日(土)、20日(日)の両日、国立京都国際会館において、内閣府、総務省、文部科学省、経済産業省、日本経済団体連合会、日本学術会議の主催のもと、産学官連携の飛躍的推進を目的とした研究協議、情報交換の場として「第3回産学官連携推進会議」が開催された。

 19日(土)開会の後、自民党科学技術創造立国推進調査会会長 尾身幸次氏の基調講演に続き、京都大学 尾池和夫総長、カリフォルニア大学リサーチ担当副総長 ローレンス・コールマン氏等の特別講演が行なわれた。そして、昼食・休憩時のエキシビション・セッション(出展大学等によるプレゼンテーション、ワークショップ等)のあと、企業と大学、知的財産、地域クラスター、人材育成と活用などをテーマに4つの分科会が開かれた。そのひとつ「企業・大学の戦略的産学連携」の分科会では、立命館大学 長田豊臣総長と京セラ椛纒\取締役社長 西口泰夫氏が主査を努めた。パネリストとしては、東京工業大学長 相澤益男氏、キリンビール鰹務執行役員医薬カンパニー社長 浅野克彦氏、渇`原製作所取締役常務執行役員 大下孝裕氏、中国清華大学副学長、韓国サムスン電子役員、特別参加の米国カリフォルニア大学ローレンス・コールマン氏以上6人が参加。米国や中国の産学連携の先進例を紹介しながら、企業と大学各々の立場から産学連携の将来像について熱い議論を重ねた。最後に、長田豊臣総長は「技術だけでなく、人材育成の面でも産学連携を進めることが重要にある」と強調し、分科会を締めくくった。

 20日(日)は、平成16年度産学官連携功労者として、内閣総理大臣賞をはじめとする7つの賞に、12のグループ、大学、企業等が表彰された。同時に、その受賞者等による産学官連携の成果を紹介する展示会が開かれた。展示会には、過去最多の178テーマの出展があり、立命館大学は参加団体中最大規模のブースを設け、多くの人々の関心が寄せられていた。