松木 正氏
講演の様子
臨床教育とスピリチュアリティ(6)「伝統医療とスピリチュアリティ」開催
2004年11月24日(水)、立命館大学衣笠キャンパス・創思館において、本学人間科学研究所学術フロンティア推進事業臨床教育プロジェクト主催による臨床教育とスピリチュアリティ(6)「伝統医療とスピリチュアリティ」が開催された。アメリカ先住民ラコタのメディスンマンを迎えての講演ということで、マザーアース・エデュケーション主宰 松木正氏、ホリスティック心理教育研究所主宰 中川一郎氏、ランド・アンド・ライフ主宰 辰巳玲子氏が講演した。
まず第一部の前半では、松木氏による講演が行われた。松木氏は自ら体験したアメリカ先住民のラコタ族の考え方・儀式を通して、私たち日本人の失った部分について語った。特に松木氏は「ホー ミタクエ オヤシン」、日本語で「全ての命はどこかでつながっている」という言葉を紹介しながら、「現在の私たち日本人はものの見方が一定である。、そして安心感が不十分である」、と強調した。
続いて、第一部の後半は臨床心理学博士である中川氏が自ら考案された、こころと体の元気づけの技法『「タッピング・タッチ」』を披露し、参加者全員で体験した。この『タッピング・タッチ』をすることで、気が楽になる、体の緊張がほぐれる、相手との交流が深まるなどの様々な効果があり、実際に参加者からは「場が温まった」、「安心感が生まれた」等の声があがった。
第二部では「ホピの予言」という映画を上映するとともに、辰巳氏より、ラコタ族のメディスンマンであるリチャード・ムーブス・キャンプ氏についてのお話があった。
今回の講演は参加者全員が体験できるものが多く取り入れられており、参加者はとても充実した様子で会場を後にしていた。
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