シンポジウムの様子
 
 
 
21世紀COEプログラム「文化遺産を核とした歴史都市の防災研究拠点」の第3回歴史都市防災シンポジウム開催
 
 2004年11月16日(火)、立命館大学衣笠キャンパス末川記念会館において、立命館大学歴史都市防災研究センター主催による21世紀COEプログラム「文化遺産を核とした歴史都市の防災研究拠点」の第3回歴史都市防災シンポジウムが開かれた。

 はじめに、歴史都市防災研究センター長 土岐憲三氏の開会あいさつの後、産業技術総合研究所 関西地質調査連携研究体長 寒川旭氏が「京都盆地周辺の地震考古学」をテーマに講演した。寒川氏は「液状化現象などの地震の痕跡を調べることで、過去の地震の被害が分かり、将来の地震被害の軽減につながる」と語った。

 続けて、三重大学名誉教授・水越允治氏など5人の講師による報告がなされた。今回のシンポジウムのテーマは「災害史と防災の視点」で、これまでの災害の実態を明らかにすることを主とした「実態論・現象論」にかかわる内容が中心となった。

 会場には、たくさんの聴衆が詰め掛け、今まさに引き起っている地震災害について興味深く聞き入っていた。

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