開講式の様子
 
 
 
中国甘粛省・大学管理運営幹部特別研修がスタート!
 
 2004年11月15日(月)、「中国の大学管理運営幹部特別研修プログラム」がスタートした。立命館アジア太平洋大学(APU)において開講式が開催され、中国甘粛省から来日した大学関係者30名と国際協力銀行からお越しいただいた来賓や学園関係者が出席した。中国から大学管理運営研修生を受け入れるのは、重慶市に続き2回目となる。

 開講式で、甲賀光秀専務理事は、研修生に対して心からの歓迎の意を表するとともに、「21世紀にアジア地域が引き続き持続的な発展を図るうえで、日本と中国の発展と協力が不可欠であると思います。発展を支えるのは人材であり教育の役割はますます重要になっています」と述べ、「人の交流は、あらゆる交流の基盤になります。今回の特別研修を通じて、30名の先生方とも太い絆を結びたいと祈念しております。その絆が次の大きな拡がりにつながり、日中両国の多方面での交流、特に学術・文化交流の発展につながることを期待します」と挨拶した。

 研修生を代表して、団長の劉志光氏は、「研修がまもなく始まりますが、この事業を準備するため相互に努力をはらってきました。とりわけ貴大学が払われたご努力に対し、甘粛省の教育界、関連する学校を代表して心から敬意と感謝の意を表したいと思います」「今回の特別研修は日中友好のひとつの具体的な表れでもあり、今まさに、日中友好交流の架け橋が黄河の岸辺から別府湾へと架かっています」と挨拶を述べた。

 今次の研修は、政府開発援助(ODA)による中国内陸部人材育成事業の一環として、学校法人立命館が、円借款を実施する国際協力銀行と協定を結んでプログラムの開発と準備を進めてきたもの。研修は、APU、立命館大学びわこ・くさつキャンパス(BKC)、衣笠キャンパスなどを拠点に、東京での文部科学省・早稲田大学訪問などのフィールドワークを含め、11月15日(月)から12月25日(土)までの約6週間にわたって行われる。