Grudev S. Khush氏(カリフォルニア大学教授)と玉村美保子氏(WFP国連世界食糧計画日本事務所代表)の基調講演が行われ、発展途上国での持続可能な農業構築、食料安全保障と貧困緩和への総合的取組みの現状と将来への展望を先進国の関わり方についても触れながら論じられた。
Khush氏は緑の革命を先導した稲育種という農業技術開発の観点から、また、玉村氏は国連WFPの実践的な食糧供給支援の視点から講演された。英語でのシンポジウムであったため、コーディネーターの友松篤信氏(宇都宮大学教授)の日本語による要約をはさみ、加古敏之氏(神戸大学教授)と河村律子氏(立命館大学助教授)のコメント、会場からの質問が続いた。