岡本行夫氏
 

会場の様子
 
 
立命館大学客員教授講演会「今後の世界と日本人」岡本行夫氏 講演
 
 2004年11月19日(金)、立命館大学衣笠キャンパス創思館カンファレンスルームにおいて、本学教学部主催 立命館大学客員教授講演会「今後の世界と日本人」が本学学生・大学院生を対象として開催された。今回講演をいただいた本学客員教授 岡本行夫氏は、前総理大臣補佐官としてイラク復興問題等に取り組んでこられた。

 講演では、岡本氏の実務経験から生まれてきた文明論、国際関係論、風土論、教育論、人生論など幅広い話がなされた。現代の日本については、「同質的な社会であり、周囲と同じ様に考えることが大切であると思っている。しかし、これでは国際社会には通用しない」と語った。そして、国際社会に対応するためには、「自分自身の座標軸、価値観を持った上で相手の立場にたって自分の行動を見つめ、お互いに違う意見を持っていることを理解することが大切である」と述べた。
 最後に会場の学生に対して、「自分の周りの制約条件を考えるより自分の潜在能力を信じて努力することが大切である」と語り講演は終了した。

 会場には120名ほどの学生が集まり岡本氏の話に真剣に耳を傾けており、講演を聞いた学生は「国際社会の現場で活躍している人の様々なエピソードが聞けてためになりまた楽しかった」と感想を述べた。