林 幸雄氏
 

  
講演会の様子
 
 
立命館大学理工学研究所 学術講演会 林 幸雄 氏 「経済、技術インフラ、生物におけるネットワークの成長原理」
 
2004年11月22日(月)、立命館大学 びわこ・くさつキャンパス(BKC)プリズムホールにて、「経済、技術インフラ、生物におけるネットワークの成長原理」についての講演会が行われ、約160名の学生が訪れた。

講演会は立命館大学理工学研究所が、「理工・情報理工の学生に研究者や企業の方との交流を持ってもらい、学問への興味をより深めてもらいたい」と考えて主催し、同大学理工学振興会が「未来の研究者育成のために」と協賛して開催された。

講演者は北陸先端科学技術大学院大学助教授の林幸雄氏。林氏は知識科学を研究しており、今回は「ネットワーク」をキーワードに講演した。
ネットワーク研究は欧米では有名だが、日本では最近注目を集めだした程度。ネットワークと言うとインターネットを連想するが、それだけではない。それは生態系や電力網、人間関係など様々なところにあり、研究によって災害やウィルス感染への対策、果ては起業の人事にまで活かされるという。

質疑応答の時間には学生から「SARSの対策にも活かせますか?」といった活発な質問が寄せられた。講演後、情報理工学部1回生の学生は、「難しかったが面白かった。視野が広がった気がする」と語った。