関係者達に説明する西尾助教授
 

空間型ロボット
 
 
立命館大学「大阪発!次世代ロボット実用化プロジェクト研究開発助成事業」に参画!
 
立命館大学は、大阪市の外郭団体である財団法人大阪市都市型産業振興センター公募事業の「大阪発!次世代ロボット実用化プロジェクト研究開発助成事業」に参画し、立命館大学の大阪での拠点として、大阪市北区の大阪駅前第三ビル内に完成した「ロボットラボラトリー」に入居することになった。

2004年11月12日(金)、完成した大阪駅前第三ビル内「ロボットラボラトリー」において記念式典が開かれ、産官学の関係者約100人が出席した。
この「ロボットラボラトリー」は、家庭や街頭で活躍する次世代ロボットの研究・交流拠点として大阪市が整備を進めていたもので、約270uの施設に立命館大学などの大学や企業等7グループが入居する予定。
式典で、関 淳一・大阪市長は「次世代の産業で世界をリードし、都市再生につなげていく」と述べた。大阪では、2005年7月にロボットサッカーの世界大会を開くほか、大阪駅北側の梅田北ヤードに、次世代ロボットの大規模な研究開発拠点を設ける計画が進んでいる。

同事業のひとつとして、本学情報理工学部情報システム学科の西尾信彦助教授が『遍在化可能な可変空間型ロボットの研究開発』をテーマに参画する。
西尾助教授による「空間型ロボット」とは、人と対峙する様な局所的な存在ではなく、自らが創り出す空間内で起きる事象に対しての認識・判断を行ない、人に適切なサービスを適切なタイミングに与えることができるロボット。形態自体が分散・協調型の空間構成であるため、従来の単独局所的なロボット形態と比較すると、より柔軟で、モジュール化しやすく、自身の再構成性にも優れた機能をもち、遍在化可能であるため複数の地点での知的な連携機能をも実現し、いわゆるユビキタス技術の適用も可能にするという研究開発である。