徳島県知事の飯泉嘉門氏
 
      
講義の様子
 
 
全国知事リレー講義 第5回「真の地方分権時代の到来〜「オンリーワン徳島」の実現〜」
 
 2004年11月2日(火)、立命館大学衣笠キャンパスにて法学部法政特殊講義「第2期全国知事リレー講義」の第5回が行われ、徳島県知事の飯泉嘉門氏が講義を行った。

 知事は冒頭で、地方分権の歴史について「今後は地方から国を動かすことが重要」と述べ、社会のシステムを20世紀型から21世紀型へ変えていく必要性を強調した。そして、その中で徳島県について、現在の日本が抱えている人口減少や高齢化は、すでに10年前から徳島県で進んでいることを説明し、このピンチをチャンスにして、魅力ある徳島、「オンリーワン徳島」を目指している事を述べた。
また、地方分権や道州制については四国で1つの州を作るのか、関西州の一つとなるのかなど様々な枠組みを検討していることを説明し、「青果など関西の食を支えているのは実は徳島」と、関西と徳島は歴史や経済、またTV局などでつながりが深いことを説明した。
 最後に知事は徳島県の取り組みとして双方向の情報交換をする「オープンとくしま」や「環境首都とくしま」など7つの取り組みについても説明し、「最近では『ロード88』などの映画やCMのロケを誘致して「とくしま大交流回廊」を推進している。京都からなら3時間もかからない場所なので、ぜひ徳島に来て欲しい」と受講生へ徳島の魅力を説明し、講義は終了した。

 講義を受講した大澤恵子さん(法学部2回生)は「徳島県飯泉知事は受講生に質問を投げ掛けるなど、理解しにくい政策をたいへんわかりやすく話されていました。また、徳島県の特色や名産を話され、ぜひ徳島県に行きたいと思いました」と感想を述べた。

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