講演する東京大学教授の山内昌之氏
講演会の様子
連続講演会「現代社会と宗教」開催 第3回「21世紀の日本とイスラーム―文明の対話をめざして」山内昌之氏講演
2004年11月5日(金)、連続講演会「現代社会と宗教」(文学部主催・読売新聞後援)の3回目「21世紀の日本とイスラーム―文明の対話をめざして」が立命館大学 衣笠キャンパス 以学館1号ホールで開かれた。
講演に招かれたのは東京大学教授の山内昌之氏。小泉首相の外交を補佐する「対外関係タスクフォース」の委員を務めるなど国内外で活躍している。
講演において、山内氏はイラクをはじめとする中東地域の国際問題を歴史的な背景から考え、近年高まりを見せるイラクやパレスチナなどの国際問題は民族運動とテロリズムがかさなることにあると分析し、この民族運動とテロリズムを引き離すことが重要であると語った。そして、対話やスポーツを通じた文化交流などソフトパワーでイスラム社会の穏健派・改革派の力を伸ばし、強硬派の力を弱め、国際的なテロリズムを抑えていくことを強調した。
会場には、学生から年配の方まで200人を超える人々が集まり、熱心に山内氏の話に耳を傾けていた。
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