フォーラムの様子
 
 
 
日韓友情年2005記念事業
日韓・海峡ネットワーク・フォーラム@舞鶴開催
 
2005年2月13日(日)舞鶴市西総合会館にて、京都・まいづる立命館地域創造機構主催、日韓友情年2005記念事業 日韓・海峡ネットワーク・フォーラム@舞鶴が開催された。今回の企画は、立命館大学政策科学部、勝村誠助教授がコーディネータとなり、韓国の研究者を招聘して行われたもので、「日韓ネットワークの形成と観光・地域づくりの課題」をテーマに、市民と共に観光を軸とした地域づくりを考えようとする市民参加型のシンポジウムである。当日は、舞鶴市民や舞鶴市関係者60名以上が参加し、日韓交流に関する関心の高さを示した。

フォーラムでは、勝村助教授が開催趣旨について説明した後、李 應珍大邱大學校教授が「日韓観光交流時代の発展と未来」についての講演を行った。李氏は、「訪日観光客は、韓国人が100万人以上と最も多く、日本から韓国への観光客は475万人となっている。新しい日韓対等の交流時代が到来している」と述べ、こうした時代に観光などを通じて人的交流を進め、友好関係を築いていくことが重要であると強調した。

また、崔 仁宅東亜大學校教授が「日・韓の農漁村の現状と地域づくりの課題−民族は文化産業になりうるか−」について、柳 教烈韓國海洋大學校教授が「東アジアの平和的な秩序と日韓関係−市民交流が目指すべき共生の知恵−」について、朴 晋雨霊山大學校教授が「民衆レベルの日韓交流になにが必要か」についてそれぞれ報告を行った。さらに、市民から舞鶴市における国際交流の取り組みについての報告が行われ、活発な意見交換のうちにシンポジウムを終了した。