濱川 圭弘 立命館総長顧問
 

 
 
濱川 圭弘 立命館総長顧問が
2005Karl Boer Solar Energy Medal of Merit賞を受賞
 
 この度、濱川 圭弘 立命館総長顧問が、2005 Karl Boer Solar Energy Medal of Merit賞を受賞することとなった。

 この賞は、クリーンエネルギー源としての、太陽エネルギーの有効利用とその普及促進に最も重要な貢献をしている一人に与えられる賞である。2005年4月28日にアメリカ・デラウェア大学にて授賞式が行われる予定。

 Karl W. Boer氏はデラウェア大学の教授で同大学に「エネルギー変換研究所」を設立した世界の太陽エネルギーの分野での草分け的な科学者である。この賞の審査は、この分野で著名な科学者や太陽エネルギー関連団体の会長、米国エネルギー省の代表、そしてBoer教授のご家族の代表などによって行われる。第1回目の受賞者は元米国大統領ジミー・カーター氏(1993年)で、今回の濱川圭弘総長顧問で7人目、東洋人では初の受賞となる。

 濱川圭弘総長顧問は太陽光発電の研究者として世界的に知られ、省資源・省エネルギー型太陽電池であるヘテロ接合型アモルファス太陽電池の発明、太陽光スペクトルを一口でなく二口か三口で食べて発電して高効率化する多接合型(タンデム型)太陽電池の発明など、一連の太陽電池の高効率化技術の発明とそれらの実用化技術の開発を行ってきた。日本では、通産省サンシャイン計画太陽エネルギー分科会会長として、それら新技術の産業化、国際学会の活性化、若手科学技術者の育成などに多大な尽力を注いできた。