開講式の様子
 

 
 
中国吉林省(第二期)大学管理運営幹部特別研修がスタート!
 
 6月6日(月)、「中国吉林省の大学管理運営幹部特別研修」がスタートし、衣笠キャンパスで開講式が開催された。式には、中国吉林省から来日した大学管理運営幹部31名と学園関係者が出席した。中国内陸部から研修生を受け入れるのは、昨年度に始まって以来5回目となり、あわせて38大学・各省の教育庁・財政省より140名が受講している。吉林省からの研修団受け入れは、2度目となる。

 開講式で、薬師寺公夫立命館副総長は「隣国、中国の人々の文化と社会の発展の基盤となる大学・高等教育の改革の充実のお手伝いできることは大変喜ばしい」 と述べ、「立命館についてもよく知っていただき、皆さんの大学の教職員、学生と相互に学び合い、協力し合えるような連帯を築いていけるよう、期待している」と挨拶した。

 研修生団長のTong Cheng chun氏(北華大学副校長)は、「21世紀の高等教育の発展・改革にとって、この研修は非常に重要な意味を持つだろう」と、研修に対する期待を語った。 続いて行われた歓迎パーティでは、研修の成功と日中友好を願って研修団と学園関係者との交流が深められた。

 本研修プログラムは、政府開発援助(ODA)による中国内陸部人材育成事業の一環として、学校法人立命館が、円借款を実施する国際協力銀行と協定を結んでプログラムの開発と準備を進めてきたものである。研修生は日本の高等教育制度や大学の管理運営の実例などについて学ぶ。立命館大学衣笠キャンパスを拠点に、東京での文部科学省、国際協力銀行訪問、他大学訪問などのフィールドワークを含め、6月6日(月)から6月24日(金)までの3週間 にわたって行われる。 立命館では同様の研修プログラムを引き続き実施し、今年度は江西省、湖南省、江西省南昌大学、新疆ウイグル自治区などからの受け入れを予定している。

 なお、吉林省大学管理運営幹部特別研修の修了式は、6月24日(金)午後4時から国際平和ミュージアム会議室において開催する予定。

今後の「特別研修」の予定
江西省(第2回目) 2005年 7月 4日(月)〜 7月22日(金)
湖南省 2005年 9月26日(月)〜10月14日(金)
江西省(第3回目) 2005年10月31日(月)〜11月18日(金)
新疆ウィグル自治区 2005年11月28日(月)〜12月23日(金)
重慶市(第2回目) 2006年2月〜3月