ガイダンス後に開催されたキッズパークでの様子(8月23日)
2005年度 地域活性化ボランティアプログラム
「伏見子育て支援ボランティア」がスタート
8月4日(木)・5日(金)の2日間、伏見区の京都市伏見青少年活動センターにて、「伏見ボランティアプログラム」ガイダンスが開催された。
立命館大学ボランティアセンターでは複数の地域と連携し、ボランティア活動を通じて地域に貢献しつつ、参加学生にとっても地域社会の一員としての自覚と能力を育成し、専門知識の応用的な理解を促す機会となるボランティアプログラムを実施している。
今回、その1つとして、伏見区のボランティア団体「子育て支援ネットあい・あい」と連携し、本プログラムが始まった。京都市南部に位置する伏見区の中心地区は、地場産業である酒造業の衰退により、酒蔵の多くがファミリーマンションへと姿を変えており、町並みや住民が大きく変わりつつある。新住民には子育て中の若年世帯も多く、特に未就園児をもつ母親は、地域との関わりが少ない環境で、身近な支援者や地域の情報が不足しており、子育てに不安を感じているケースも少なくない。
そこで、学生ボランティアが地域の中で、「子どもの居場所づくり企画」「親支援企画」「地域密着子育て情報誌の作製」などをプロデュースし、すべての人が安心して育ち合える地域社会をめざして活動する。
衣笠、びわこ・くさつキャンパス合わせて、14名の学生が参加したオリエンテーションと事前学習会では、伏見区の現状や活動内容の説明などが行われ、活発な質疑応答がなされた。参加学生の所属学部は様々で、本プログラムへの参加の動機について、「将来公務員を志望しているため、子育てしやすい社会づくりのためにボランティア団体と自治体の協力体制について学びたい」「子どもと関わる仕事がしたいので、現状が知りたい」「自分にもできることを考えるとともに、自分の将来にも役立てたい」などの声が聞かれた。
このプログラムは、11月まで続き、12月には活動後報告会を開催する予定である。
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