株式会社日本総合研究所の調査部理事 高橋進氏
 
 
 
立命館大学経済学部国際経済学科・経営学部国際経営学科 開設記念
特別講演会「変わらなきゃ日本、変えよう日本〜世界の潮流変化と日本再生への道〜」開催
 
 7月31日(日)びわこ・くさつキャンパス(BKC)プリズムホールにて、立命館大学経済学部国際経済学科・経営学部国際経営学科の開設を記念特別講演会「変わらなきゃ日本、変えよう日本〜世界の潮流変化と日本再生への道〜」が行われた。

 はじめに、経済学部の古川彰教授が新学科開設にあたっての挨拶を述べた上で、今回の講演者、株式会社日本総合研究所の調査部理事 高橋進氏が紹介され、講演会はスタートした。

 講演の中で高橋氏は、「昔、世界に誇っていた製造業が自信を取り戻してきたおかげで、日本の景気は回復しつつある」と述べ、政府の打ちたてた『日本21世紀ビジョン』を基に、さらなる景気回復を目指した様々な手立てを提案。その中には、企業のシニア市場の開拓や、政府による無駄の削減など、現在日本が抱える問題への解決策も盛り込まれていた。

 最後に高橋氏は、「バブル時代と比べて物質的にはかなり豊かになったが、それと同時に心は、むしろ貧しくなってきたように思う。ここで、民間企業・政府・個人のそれぞれがこれからの日本について真剣に考え、変革を実行に移していくことで、将来は物質的にも精神的にも豊かな国になれるのではないか」と語り、講演会は終了した。

 会場には、学生の他、オープンキャンパスに訪れた高校生も多数参加しており、講演を聴きながら、配られたレジュメにメモをとるなど、参加者の熱心な姿が印象的であった。