記者会見の様子
日本人NFL選手育成をめざしたプログラムを新設
立命館大学は、アメリカンフットボールの米国プロリーグ NFL(National Football League: ナショナル・フットボール・リーグ)と共同で、世界で通用する日本人NFLプレイヤーの育成を目指したプログラム「NFL選手育成コース」を新設することとなり、8月29日(月)、京都・東京において記者発表を行った。
このプログラムはNFLが昨秋から開始した、日本人NFLプレイヤー誕生に向けた選手発掘・育成プログラム「ナショナル・プレイヤー・デベロップメント」(NPD)の一環として行うもの。将来有望な選手2名を毎年立命館大学に受入れ、正課での授業履修に加え、語学研修や海外での研修プログラムに参加する。また、アメリカンフットボール部パンサーズにおいて、技術・体力面を鍛えるとともに、NFLヨーロッパのキャンプ等にも参加し、フットボール選手としての強化をはかる。
薬師寺公夫・立命館副総長は「立命館大学では、豊かな教養と優れた人間性を兼ね備えた『文武両道』の人材育成を目指している。世界のトップで活躍する選手を育成するというこのプログラムが、国際性と人間性を兼ね備えた人材輩出への起爆剤となり、若者に夢と希望を与えると確信している」と述べ、古橋由一郎アメリカンフットボール部パンサーズヘッドコーチは 「NFL選手の育成とともに、グローバルな視野をもったスポーツマンを育てて生きたい」と豊富を述べた。
また、町田光・NFL JAPAN代表取締役は「プレイヤーとして育っていくための環境を立命館大学が用意してくれた。プロ選手への道を大学がサポートしてくれることが、選手のモチベーションを高め、NFL選手という夢を実現していくためのスタートとなるだろう」と期待を語った。
立命館大学とNFLは、2001年度より、協定科目「21世紀のプロスポーツビジネス」の開講など、協力協定を締結し多様な交流を積み重ねており、この実績のうえに、今回のプログラムが実現した。
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