武田一平ニチコン株式会社代表取締役社長(左)と
長田豊臣立命館総長(右)
 

 
 
ニチコン株式会社と研究と教育に関する
連携プログラム締結
 
 8月4日(木)、立命館大学は、ニチコン株式会社と研究・教育に関する連携プログラム「Joint Research and Education Program」を締結し、ニチコン株式会社本社で協定締結式と記者会見を行った。

 このプログラムは「研究開発」と「人材育成」の2つを柱としており、この連携によって、立命館大学においては材料科学分野およびパワーエレクトロニクス分野における研究力・教育力の向上、またニチコン株式会社においては、創立55周年にあたり、今後の経営を支える新製品の開発、新規事業の創出、ならびに高度技術人材の育成を推進、加速することを目的としている。

 協定締結式で、長田豊臣・立命館総長は、「ニチコン株式会社の先端的な研究開発の意欲と決断のスピードによりこの提携が実現した。2005年4月に開設したテクノロジー・マネジメント研究科(MOT大学院)や理工学研究科等、立命館大学のさまざまな資源を生かして、高度科学技術社会における新しい企業幹部人材を育成していきたい」とあいさつし、武田一平・ニチコン株式会社社長は、「変化のスピードが速く激しい業界にあっては、グローバルな産業・技術動向を見据えた高度な技術人材、とりわけ技術マネージメント人材の育成が急務となっている。産学連携の実績がある立命館大学とともにこの事業を展開し、研究成果の早期事業化と今後の技術、経営を担う人材の育成を進めていきたい」と、本プログラムへの期待を述べた。

 本プログラムは、立命館大学、ニチコン株式会社双方によるプログラム運営委員会によって運営を行う。また、立命館大学びわこ・くさつキャンパス内に「ニチコン記念研究室」を設置し、プログラム交流の拠点として活用していく。