期間中、5000人以上が訪れた
 

市民団体などが制作したパネル展示
 
 
「2005平和のための京都の戦争展」開催
 
 8月2日(火)から7日(日)までの6日間、立命館大学国際平和ミュージアムにおいて、「2005平和のための京都の戦争展」が開催された。「戦争展」は、平和のための京都の戦争展実行委員会主催のもと、毎年夏に開催されるもので、今年で25回目となる。1992年に国際平和ミュージアムが開館してからは毎年、立命館大学国際平和ミュージアム中野記念ホールをメイン会場としておこなわれている。

 会場では、「戦争の歴史を見つめ平和の尊さを考え合いましょう」をテーマに、立命館高校の生徒が制作したゲルニカの複製をはじめ、市民や市民団体が制作した戦争と平和に関するパネルが展示されたほか、紙芝居や戦争体験者による証言、ゲストによる講演がおこなわれた。

 主催者の一人である川端康郎さんは、立命館宇治高等学校の生徒とともに制作に携わった「若者の戦争と平和-私が作る憲法前文-」の前で、「高校生が平和への思いを込めてつくった憲法前文を通じて、一人でも多くの人に憲法に触れてもらいたいと思い展示を制作した」と語った。

 「戦争展」には開催期間中、延べ5000人以上が訪れ、戦争と平和に対する関心の高さがうかがえた。