ワークショップの様子
 

3日間の成果を発表する生徒たち
 
 
立命館高等学校 
スーパーサイエンスワークショップ開催
 
 7月25日(月)から3日間、立命館高等学校のスーパーサイエンスワークショップが行われた。スーパーサイエンスワークショップとは、SSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)事業の一環として実施している校外学習のことで、最先端の研究所や科学館、自然環境調査等に出かけて様々な研究活動に触れるとともに、多くの研究者との出会いが、生徒達の今後の研究活動の刺激となっている。今回は1年生のスーパーサイエンスクラスの生徒を中心に、41名が参加し、3日間「プラズマ・核融合」について熱心に学習した。

 1日目は、大阪大学吹田キャンパスを訪れ、施設見学などを行った。最初に工学部で、核融合の基礎から応用例までの説明があり、生徒達はその応用例の中で宇宙との関わりに特に興味をもった。また研究室を見学し、初めて見る大きな実験機器に驚きの声を挙げていた。午後からはレーザーエネルギー学研究センターにおいてレーザー核融合についての説明を受けた後に、巨大なレーザー機器がある施設などを見学した。

 また2日目は、バスで岐阜県の核融合科学研究所を訪れ、3つのグループに分かれ、プラズマ研究に用いるLHD(大型ヘリカル装置)の見学を行った。見学後、3つのグループは「プラズマと電磁波」「バーチャルリアリティ」「環境放射線」の実習を受けた。夢のエネルギー「核融合」の実現に向けて研究を行っておられる多くの研究者の方々との触れ合いは、将来の科学者を目指す高校生達の心に大きく響いた。

 2日間の取り組みについての発表会が3日目に行われ、各グループともそれぞれの成果を発表した。前日から時間をかけて準備された発表では、パワーポイントなどを駆使し、3日間で学んだことを熱く語った。