フォトジャーナリストの森住卓氏
 

会場の様子
 
 
「地球の上に生きる2005」DAYS JAPAN
フォトジャーナリズム写真展 記念講演会開催
 
 12月2日(金)びわこ・くさつキャンパス(BKC)にて、フォトジャーナリスト森住卓氏による「イラクの占領と核汚染」と題した記念講演会が行われた。この講演会は、立命館大学国際平和ミュージアムリニューアル記念・戦後60年企画第3弾として11月29日(火)からBKCにおいて開催されている、「地球の上に生きる2005」DAYS JAPANフォトジャーナリズム写真展の一環として行われた。

 森住氏は、湾岸戦争やイラク戦争などの被災地を訪れ、カメラを通し戦争の被害を訴ええ続けてきた。戦争兵器の一つとして恐れられている「劣化ウラン」の被害は、核汚染を広げ、人々の体を蝕んできた。その現状を写した写真が紹介されると、日本では考えられないような光景に、聴講者らは息をのんだ。また、核汚染だけでなく、戦争による怪我や病気、貧困などに苦しむ難民についても話し、戦争の悲惨さを語った。

 最後に、森住氏は「これまでの戦争を通して、多くの地域が取り返しのつかない核汚染を受けてきた。これからも将来に渡ってその汚染は残り続け、人類に、そして地球環境に大きな被害をもたらすことになる」と述べ、「戦争は何があろうと決して行ってはならない」と強く訴え講演会は幕を閉じた。会場からは多くの質問が飛び交い、関心の高さがうかがえた。

「地球の上に生きる2005」DAYS JAPAN
フォトジャーナリズム写真展
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