BKC「嵐の中の母子像」前で行われた不戦のつどいの様子
「わだつみ像」前で挨拶を行う
平井公敏 不戦のつどい実行委員会委員長
「第52回不戦のつどい」開催
2005年12月7日(水)、8日(木)に衣笠キャンパス、びわこ・くさつキャンパス(BKC)において、「第52回不戦のつどい」が開催された。
第52回を迎える今回は、戦後60年という節目の年にあたり、この「不戦のつどい」をきっかけとして、本学の理念「平和と民主主義」の実践と、「不戦の誓い」を新たにすることを目的に開催された。
BKCにおいては、7日に嵐の中の母子像前で、2005年度 不戦のつどい「嵐の中の母子像前集会」が行われた。黙祷に続き、挨拶が行われ、9・11同時多発テロ以来 混迷を続ける世界情勢に触れながら、「不戦のつどい」の意義や平和の誓いと決意などについて語られた。その後、大学や学生、教職員組合や生活協同組合などのそれぞれの代表者が「嵐の中の母子像」へ献花を行い、戦争での犠牲者に哀悼の意を示した。会場である「嵐の中の母子像」前には、多数の教職員や学生などが参列し、改めて皆の世界平和に対する思いの強さがうかがえた。
衣笠キャンパスにおいては、8日に不戦のつどい「わだつみ像」前集会が行われた。集会では、冒頭に平井公敏 不戦のつどい実行委員会委員長(学友会中央常任委員長)が「今年は、第二次世界大戦終結から60年目を迎えます。二度の世界大戦を通じて、人類が経験した悲しみは、言語を絶するものであり、それらを通じて人類は、戦争を起こさないための様々な教訓を生み出しました。私たちは、日本と世界の平和を守り、その中で学生がいきいきと学び成長していけるよう呼びかけます」と述べた。また、長田豊臣立命館総長は「21世紀を迎え、戦争・内戦・テロが絶えず、深刻な問題が生じている今日において、教育機関の果たすべき役割は大きい。『平和と民主主義』を教学理念に掲げる学園として世界の平和に寄与するために邁進することを誓います」と挨拶し、最後に参列者からわだつみ像への献花が行われ、戦争の記憶をとどめ語り継ぐ決意を新たにした。
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