フィガロの結婚の一場面
カーテンコールの様子
立命館大学オペラ鑑賞講座「フィガロの結婚」開催
12月3日(土)に、びわこ・くさつキャンパス(BKC)で、12月10日(土)には衣笠キャンパスにおいて、立命館大学オペラ鑑賞講座「フィガロの結婚」が開催された。この講座は日頃あまりなじみの少ないオペラをプロのオペラ歌手の演奏と解説を交えて、学生が気軽に低料金で鑑賞できるよう企画されたもので、学生実行委員会の協力の下、京都オペラ協会が出演して行われた。「フィガロの結婚」とはフランスの作家ボーマルシェによって書かれたフィガロ3部作の第2部で、フィガロの婚約者であるスザンナを、アルマヴィーヴァ伯爵が狙おうとする内容。
第1部では冒頭で、音楽監督の饗場知昭氏がオペラの魅力や「フィガロの結婚」の聞きどころを解説。この中で饗場氏は、作曲したモーツァルトについて「登場人物の描写を音楽でより豊かに表現している」と語り、作品が完成してから200年以上経つが、「どんな時代でも通用する作品」と解説した後、「フィガロの結婚」第2幕が上演された。
第2部では、総監督を務めたミッシェル・ワッセルマン国際関係学部教授がストーリーと演出を解説。ユーモラスな語り口に会場からは笑い声が上がった。この後、第1幕と第3幕が上演された。ステージで繰り広げられる熱演と響き渡る美しい声に、観客は真剣な表情で聴きいり、終演後、出演者たちに大きな拍手を送っていた。
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