開講式の様子
 

参加者の様子
 
 
中国・新疆ウィグル自治区
「大学管理運営幹部特別研修」スタート
 
 11月28日(月)、「中国・新疆ウィグル自治区の大学管理運営幹部特別研修」がスタートし、衣笠キャンパスで開講式が開催された。式には、中国新疆ウィグル自治区から来日した大学管理運営幹部29名と学園関係者が出席した。
 中国内陸部から研修生を受け入れるのは、昨年度に始まって以来9回目となる。すでに約60の大学および各省の教育庁・ 財政省などの省庁から223名が受講しており、今回の研修団を含めると252名となる。新疆ウィグル自治区からの研修団受け入れは今回が初めて。

 研修団長の沙拉買提 買買提明氏は、開講式で「円借款支援をしてくれた国際協力銀行および研修団を受入れてくれた立命館関係者に感謝申し上げたい。この研修の成果を活かして、新疆ウィグル自治区の高等教育の発展に貢献したい」と語った。 続いて行われた歓迎パーティでは、ウィグル族独特の踊りや歌などが披露される場面も見られ、研修の成功と日中友好を願って研修団と学園関係者との交流が深められた。

 本研修プログラムは、政府開発援助(ODA)による中国内陸部人材育成事業の一環として、学校法人立命館が、円借款を実施する国際協力銀行と協定を結んでプログラムの開発と準備を進めてきたものである。研修生は日本の高等教育制度や大学の管理運営の実例などについて学ぶ。

 衣笠キャンパスを拠点に、立命館アジア太平洋大学(APU)、東京での文部科学省、国際協力銀行、他大学訪問などのフィールドワークを含め、11月28日(月)から12月23日(金)までの約4週間 にわたって行われる。
 立命館では同様の研修プログラムを引き続き実施し、今年度は重慶市(2回目)、広西チワン族自治区などからの受け入れを予定している。

 なお、修了式は12月23日(金)16時00分から衣笠キャンパスの創思館において開催する予定。

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