ワークショップの様子
様々なテーマの研究報告と意見交換が行われた
ワークショップ「中国東北振興戦略と日中間地域協力の可能性:相互訪問を踏まえて」開催
12月3日(土)、衣笠キャンパスにおいて、立命館大学東北アジア地域研究センターと立命館大学国際地域研究所の共催によるワークショップ「中国東北振興戦略と日中間地域協力の可能性:相互訪問を踏まえて」が開催された。これは2005年度外務省「日中知的交流支援事業」及び立命館大学東北アジア共同体研究プロジェクトの一環として行われたもので、環日本海経済研究所や京都府の関係者、学生、社会人らが参加した。
「日中知的交流支援事業」は日中の研究者等の知識層の交流・意見交換を進め、質の高い研究成果を得て、広く活用することを目的にしている。立命館大学は今年度外務省の支援を得て、「中国東北振興戦略と日中間地域協力の新たな可能性―中国・国有企業改革と循環型社会経済の構築を中心に−」をテーマとした相互訪問による知的交流事業(代表者:松野周治経済学部教授)を行っている。今回は本事業の中国側研究メンバーの第1回訪日に際し、日中経済協会並びに総合研究開発機構訪問・学術交流を経た後、立命館大学にてワークショップを開催した。
ワークショップでは、張燕生国家発展改革委員会対外経済研究所長、
成宝大連市人民政府発展研究センター長、李向平遼寧社会科学院副院長、宋魁黒龍江省社会科学院東北アジア研究所長より、それぞれ中国、大連市、遼寧省、黒龍江省における東北振興戦略と国有企業改革の現状、並びに日本による協力可能性をテーマとした研究報告と意見交換が行われた。また、周
生立命館大学政策科学部教授より「東北振興戦略と日中CDM可能性―省エネと環境負荷提言を中心とした循環型経済社会構築に向けて」をテーマにした問題提起がなされた後、聴衆者を含めた全体討論が活発に行われた。
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