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立命館大学落語研究会 会長 「安心亭立命」 山田悟史 さん(文学部3回生)

どのように地域との交流活動を行っていますか?

 

例えば、老人ホーム、小学校、盆踊りの会場、自治会館、病院などでの講演がそれにあたります。地域の方に来ていただく講演では、常連さんもいらっしゃって、時には落語に対して率直なご意見を頂くこともあります。雰囲気は会場によって異なり、どの講演でも皆さん私達の落語を楽しんで下さり、励みになりますね。

また、大学同士の交流も行っており、京都女子大学、関西大学、関西学院大学などと毎年1回、地域の方や他の落語研究会の方達を対象とした催し物を開催しています。

落語研究会の拠点は衣笠キャンパスなのですが、滋賀県で活動することも多くあります。滋賀県の大学には落語研究会があまり無いこともあり、私たちが積極的に地域との交流活動をさせて頂いています。

落語を通じて地域と交流することのやりがいとは?

 

私にとって、落語とは「橋渡し」であり、人と人とがつながるきっかけです。大勢の人と空間を共有することができるのが落語で、落語は1人でやるのではなく、聞いている方との共同作業だと思っています。そう考える私にとって、今まで行った活動の中で、一番印象深かったのは草津宿場祭りの講演ですね。これは草津市役所の方から直接ご連絡頂いたことから始まった活動です。

対象は、年配の方・子ども達・そしてその中間世代の3世代でした。この3世代というのは、現代においては同時に交流する機会はあまりないものだと思います。しかし、普段話す機会の無い世代同士でも、落語の講演を通して話す機会を作り出し、交流の場を作る一端を担うことができたことは私たちにとって嬉しいことです。まさに落語が「橋渡し」の役割を果たせたのではないかと思います。

大学時代に何か1つのことをやり遂げたいと思って始めた落語を、これからも続けていきたいと思います。

取材・文 原由里子(政策科学部3回生)
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