社長時代を含めた私の社会人生活を通じて、立命館大学の卒業生は粘り強く、諦めない人が多いという実感があります。これは立命館大学の一つの伝統だと言ってもいいと思います。粘り強さ、諦めない気持ちの強さは、社会に出てもとても大切なことです。それは困難な局面に遭遇しても、簡単に挫折せず、タフに乗り越えることが出来るからです。また、在学生の皆さんには「将来自分は何をしたいか」という明確な目標を持って、さまざまなことに打ち込んでほしいと思います。背中に「立命館」という看板を背負っていることを絶えず意識し、その看板に誇りを持って、勉学に、スポーツに、遊びにと、あらゆることをエンジョイしてもらいたいですね。そして、心から色々なことを相談できる友達を大学時代につくることも、大きな財産になります。一生の喜怒哀楽を共有できる友達を見つけてください。
現在、私は立命館大学校友会の会長をつとめています。皆さんも卒業後は、国内外の様々な分野で活躍されている約28万人の校友がいる校友会を是非ご活用いただきたいと思います。人間、一人では生きていけません。卒業後、何かで悩んだとき、挫折しそうになったとき、校友の輪の中で活動したいとき、校友会を一つのツールとして役立てて下さい。皆さんのご活躍をお祈りいたします。 |