「BEPPINE」の設立は、友人たちとの会話がきっかけでした。大学で経済格差や社会問題について学び、友人たちとプレゼンを繰り返す中で「これらの机上の空論を現実世界で実現するか試してみたい」と思い活動を始めました。
主に、フィリピンのシンカラン村という漁村の支援と、スモーキーマウンテン(フィリピンの都市部にある巨大なゴミ集積場)での現地のNGOとの意見交換、若者グループとの交流をはかっています。モットーは「活動の資金は自分たちで稼ぎ、楽しみながらやること」。日ごろはフリーマーケットに出店して、収益を活動資金にしています。出品交渉に行ったお店の方のアドバイスがきっかけで、今年3月からは一条通りで開催されるフリーマーケットにも参加し、地域貢献の機会も得ることができました。
「BAMP」は立命館大学の女子学生が結成した団体で、着物とエコを絡めた活動が特徴です。私は、高校時代にベルギーに滞在していた事があるのですが、その時、改めて日本文化の素晴らしさを再認識しました。衰退しつつある日本文化を見直して欲しいという思いで、昨年12月から活動に参加しています。
7月4日には、「昔ながらの日本のエコを見直す」をコンセプトに「京小町Summer」を京都国際マンガミュージアムで開催しました。ドレスコードは浴衣です。当日は150名の来場がありました。浴衣姿で芝生に座り、ジャズライブを聴くという企画が好評でした。
「BEPPINE」と「BAMP」、二つの活動の共通点は「日本という国のすごさを再確認してほしい」ということです。文化もそうですが、経済の面でも、1着の服を売った収益が現地の生活向上の力になることなど、日本が持つ影響力を多くの人たちに広い視野で見てほしいです。 |