フェンシングには、エペ・フルーレ・サーブルの3つの種目があり、剣が対戦相手の有効面を突くことでポイントが入ります。中でもエペは全身が有効面となるので、防御と攻撃を慎重に行わなければいけません。
フェンシングに出会ったのは、高校の部活紹介でした。その時「これだ」と思い、この世界に飛び込みました。県内でもフェンシングのトップを争う学校だったので、練習も厳しく、常にトップを目指す精神力が必要なのだということを叩き込まれましたね。ですが、このおかげで私自身も常にトップを意識し、「誰にも負けたくない」という気持ちを強く持つようになりました。
そんな私が高校2年生の時に挑んだ世界大会。日本代表に選ばれたことに浮かれていた私は、世界の強豪に全く歯が立たないという現実に愕然としました。でも、「ここで終わりたくはない。世界に通じる人間になりたい」と強く思いました。私は、高校卒業後に就職する予定でしたが、この事がきっかけとなり、「大学に行ってフェンシングを続けたい」と、大学への進学を決めました。 |