学生同士で学びあう

Point 教えることで自分自身もステップアップ
Point 目標となる先輩がすぐそばにいる
Point リーダーシップ、コミュニケーション能力を磨く
Student's Voice

ESは教員と学生の「架け橋」

中村 文 さん(経営学部4回生)
ES担当:社会科・公民科授業研究
担当教員:鮎川伸夫(非常勤)
取得予定:高校 地歴・公民
(2008年4月1日掲載)

エデュケーショナル・サポーター(ES)の活動は、履修している教職課程の一環である教育実習に向け、他の学生の模擬授業を見て、自分自身の学びにしようと思ったことがきっかけで始めました。また、高校時代にガールスカウトや吹奏楽部部長として活動していた経験があり、主役としてではなくても縁の下の力持ちとして行動することが好きな点も学生スタッフとして活動しようとした動機です。

活動内容としては、出席管理や提出物の確認、レジュメ配布、タイムキーパーなど、講義がスムーズに進むように授業の補助をすることです。授業前には、講師の先生と打ち合わせを行い、授業後にはコメント用紙を基に授業の改善点をまとめ、次回の授業へフィードバックさせていきました。

授業中は、各自ネームプレートを用意して受講することとしていましたが、毎回忘れる学生さんが出てきて、その度に授業開始が遅くなっていました。どうしたらこの問題を解決できるだろうかと考えた末、班ごとに色分けをしたネームプレートを作成し、私が管理して毎回持参することにしました。些細なことでしたが、それに気付いた受講生の方から『ありがとう』と感謝され、講師の方からも『授業が円滑になった』と評価頂いたことが、とても嬉しく、裏方でも頼りになる存在だと認めてもらえたことがやりがいにつながりました。また、全体の講義の状況を把握できるよう視野を広くもち、授業後の感想を述べる際にも、受講生の方とは違った視点から意見を出すように心がけました。

一連の活動を通して、相手の意見を丁寧に聴く力、課題の解決に向けプロセスを考える力、自分のすべき役割を的確に理解する力の3つの要素を養うことができました。相手の意見を丁寧に聴くことで、教員と学生の架け橋となり意見が相違した場合にも、すぐに対応することができました。また、課題解決に向けて、目的を達成するためにESとしての立場から今、何をしなければならないかを考え、周囲に配慮することができました。最後に、あらゆる場面において自分のとるべき行動を的確に把握できるようになりました。

ESの活動を通して習得したことを、今後も大切にしたいと思います。何をするにしても、相手とのコミュニケーションは重要であり、それぞれの立場で物事を考えたいと思います。

今回出会えた、学生の方、講師の方とのつながりを絶やすことのないよう、人によい影響を与えられる存在でありたいと思います。


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