インターンシップをする

Point 学部の学びを実社会で確かめられる
Point 充実した経験にするための事前事後研修で学びを深める
Point 単位認定されるプログラムもあり
Student's Voice

インターンシップで
「働く意味」を考える

小林弘典 さん(2008年3月経済学部卒業)
2008年4月より株式会社アトリウムで勤務
産学協同アントレプレナー教育プログラムの一環で
大和ハウス工業株式会社に2週間のインターンシップ
(2008年6月5日掲載)

大学入学前から不動産や住宅などの建築分野に興味があり、卒業後は住宅メーカーに就職したいと考えていました。入学後は、住宅の設計ではなく経営面から住宅メーカーのものづくりに関りたいと思うようになった3回生時に、産学協同アントレプレナー教育プログラムの一環として、インターンシップの募集を見つけました。そのインターンシップとは、大和ハウス工業株式会社 大阪本社での2週間の体験就労でした。関心のあった住宅メーカーへのインターンシップということで、早速応募しました。インターンシップに臨むにあたり、自分の思い描く住宅メーカーのイメージと現場とのギャップを知りたい、また、現状の自分自身の能力レベルを実感したいという狙いを定めて臨みました。

1ヶ月程度の事前研修を終え、参加した2週間の現場実習は主に営業活動が中心でした。建設に携わった大型ビルや老人ホームを訪問し、住み心地や使い勝手などのヒアリングを中心に行いました。ここでは、販売後のケアが顧客の満足へとつながり、強固な取引関係が生まれるアフターサービス、アフターフォローがいかに重要であるかを学びました。

2週間という短期間ではありましたが、最も苦労したことは、ビジネスマナーです。「住宅メーカーは元気が売りだ」と教えていただき、朝の挨拶では「まだまだ声が小さい!」とお叱りを受けたこともありました。学生といえどもインターンシップ中は一人の社会人として扱われるため、朝の満員電車での通勤から夜の退勤時の挨拶まで、社会人としての生活を体験することができたのも貴重な体験でした。その経験から、実際に働き始めたときには、学生でなく「社会人」という意識を持たなければならないと実感しました。また、インターンシップ中に社員の方から「がんばれよ」と声を掛けていただき、真剣に業務を教えてもらえたことは、大きな励みになりました。

インターンシップを振り返ると、「働く意味」に対して自分なりの考えが生まれました。それは「お金を稼ぐためだけに仕事をしているのではない」ということや、「年収や出世だけにこだわるのではなく、いかにお客様が喜んでくれるのかが大切である」ということでした。その後の就職活動では、このインターンシップでの経験から顧客の満足度(customer satisfaction)に力を入れていると感じる企業に就職したいと思い、活動しました。そして現在の会社へ入社を決めました。今後のビジョンとしては、現在の会社で不動産に関する知識やスキルを習得し、30歳までには独立を考えています。そして出身地である山形でまちづくりの活性化に取り組んでいきたいと思います。

大学は色々なチャンスがあります。多くの人と接することから、学ぶこと、成長することは多々あります。在学生の皆さんも視野を広げてチャンスを見つけてください!


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