オリターとの出会いは、1回生の基礎演習でした。初めての一人暮らしで心細かった私にとって、何でも相談に乗ってくれて悩みを聞いてくれるオリターは、頼れるあこがれの存在でした。この経験から私も新入生を支援したいと思い、オリター団に入団しました。オリター活動を行うには必要な知識やスキルを身につける必要があり、研修を行います。内容は、基礎演習の性質を理解するための講義からはじまり、新入生にアドバイスする際に必要なプレゼンテーション能力、または論文のスキルアップまでが行われ、充実した内容でした。新入生の目線に立つことを第一に考えるための研修だったと思います。
オリターの主な活動内容は、オリエンテーション期に新入生の不安を取り除くイベントを計画したり、基礎演習において1回生一人ひとりに対し、授業のサポートを行うことです。後期になると新歓期とはまた異なる悩みが出てくるため、新たなイベントを実施します。昨年私たちが企画したのは、「大学での学びを考えよう」「友達の輪を広げよう」の2つのイベントで、どちらも好評でした。
私にとってオリター団に入って、さまざまな人と出会えるたことが貴重な経験でした。入学当初は引っ込み思案でなかなか新しい経験ができなかったんですが、オリター団に入ったことで、苦労しながらもみんなで何かを成し遂げることの楽しさや、たくさんの人と出会うことの素晴らしさを肌で感じました。
そんな私も現在では経営学部オリター団の団長を務めています。企画運営を担当する新2回生が、新入生に伝えたいことを、うまく伝達できる方法でできるよう、環境を整えることが仕事です。ともに働き支えてくれる執行部員やメンバーの支えがあるからこそ、いまの私があると感じています。
この活動の一番の魅力は、相手をサポートすることで自分も得るものが大きいということ。相手にわかりやすいように伝えるためには持っている知識や経験を噛み砕いて自分のものにしなければなりません。また、1回生を支援する反面、彼らから教えられることが多いため、一方通行でなく、一緒に成長できることも魅力です。このような活動が、学内で盛んになれば素晴らしいですね。
在学生のみなさんも、大学でいろいろなことに参加して多くの経験をしてほしいと思います。自分から動く積極的な姿勢を持つことができれば、動いた分だけ人と出会い、その分だけ自分の成長の幅も広がると思います。 |