課外自主活動で自分を磨く

Point 約750の課外自主活動団体に学生の半数以上が参加
Point 知識や技術を高めて、目標へ挑戦
Point 文武両道とチームワークで人間性を高める
Student's Voice

世界学生選手権に初挑戦!
次なる目標は世界で通用する芯の強い選手

園田絵里子 さん(文学部2回生)
ゴルフ部
全国女子大学ゴルフ対抗戦 団体優勝
世界学生ゴルフ選手権に出場
(2008年11月5日掲載)

全国女子大学ゴルフ対抗戦で団体戦初優勝できたこと、そして個人でも納得できるスコアを出し、最優秀選手に選んで頂けたことを大変嬉しく思っています。大会の試合中、プレーが安定していると自分でも実感していたのですが、まさか団体初優勝と個人としても大会のベストスコアを取れるなんて思ってもいなかったので、驚きました。

この全国女子大学ゴルフ対抗戦の出場権は、関西学生女子春季一部校学校対抗戦 (5月22日・23日)で戦った上位3位までの大学のみに与えられます。しかし、その関西リーグで立命館大学は出場資格最下位の3位。チームとしてとても悔しい思いをしました。全国大会への切符は獲得したものの、やはり関西地区で1位をとって全国でその力を発揮したいと思っていたので、不安要素が残った関西リーグとなりました。

しかし、昨年は団体戦8位という結果だったこと、そして関西リーグでの3位という結果がバネとなって、チームとして「今度こそ優勝したい」という気持ちが一層強くなったと思います。全国女子大学ゴルフ対抗戦では上位4校のスコアが大差なく接近していたため、僅差で勝ち取った初優勝でした。ショットなどのコンディションも良かった一方で、最大の勝因となったのは、やはり「勝ちたい!」という勝利への執念をチーム全体で持てたことが大きかったと思います。

世界学生選手権に日本代表として選ばれたと監督から聞いたときは本当に驚きましたが、それと同時に貴重な試合を経験できると思い、とても嬉しかったです。この大会には1ヵ国から男子4人、女子3人ずつが選抜され、男女それぞれの部門で団体戦と個人戦を競います。開催国は南アフリカ共和国で、このような行ったことのない国での世界の学生との試合で、どんなプレーができるか、わくわくした気持ちで試合に臨みました。

ところが、現地入りしてすぐに、女子の試合会場のコースが使用できないというハプニングがあり、急遽、女子も男子大会用のコースでプレーすることになりました。男子用のコースは、1ホールの距離が通常より長く、突然のコース環境の変化などから、集中してプレーすることができず、初日は思うような結果を出せませんでした。

そのような状況でも、同じ日本代表としてプレーした東香里さん(同志社大学2回生)と新里菜苗さん(大阪学院大学3回生)は海外での試合経験が豊富で、しっかり自分のプレーを貫いていました。日本代表として、どのような状況でも自分の力を発揮するチームメイトをみて、私も気持ちを切り替えて、2日目以降は心機一転、自分のプレーに集中することを心がけました。結果、日本は団体戦4位という上位にまで追い上げることができました。

さらには、この大会で世界の選手がもつ身体的パワーと精神的な強さを目の当たりにし、自身への新たな課題が見つかりました。日本代表としてプレーすることの不安や嬉しさも同時に経験することができましたし、どんな状況でも自分のプレーを貫く精神力の強さが、今まさしく自分に足らない部分だと再認識できた大会でした。そして、国を越えて同世代の学生選手と交流できたことで、世界でプレーすることの楽しさや、厳しさを感じ取ることができました。

今後の一番の課題は、精神面の強化だと考えています。どんな状況でも、自分のプレーをできる芯の強い選手になっていきたいです。今後、多くの試合に出場していくなかで、芯の強さを身に付けていきたいですね。学生としては、ゴルフと学業の文武両道を目指したいと思います。そして、世界の選手に求められる要素のひとつでもある、英語の語学力向上にも励み、将来はプロとして世界でプレー出来るよう、これからも頑張っていきたいと思います。

 

取材・文/李 利奈(国際関係学部3回生)

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