インターンシップをする

Point 学部の学びを実社会で確かめられる
Point 充実した経験にするための事前事後研修で学びを深める
Point 単位認定されるプログラムもあり
Student's Voice

高い目標に向かうことで、道は開ける

沖野浩之 さん(2008年3月 経営学部卒業)
2008年4月より日本郵船株式会社勤務
関西電力株式会社の「経理・IRコース」インターンシップに参加
(2008年11月5日掲載)

 以前から就職活動を行う前にインターンシップに参加し、就業体験をしたいと考えていました。そこで3回生の4月、5月に、キャリアオフィスやインターンシップオフィス主催のガイダンスに参加。簿記の勉強をしていたので、簿記の知識が生かせるインターンシップがないかと探したところ、関西電力株式会社がコース別のインターンシップをしていました。その中に「経理・IRコース」があったので、応募しました。募集定員は1名だったので、難しいかなとも思いましたが、就職活動に向けた面接や応募書類作成の練習になると考え、応募したところ、インターンシップをさせていただけることになりました。

インターンシップは3回生の8月下旬に10日間、関西電力株式会社の本店で行われました。課題は、機関投資家や大口投資家に配布するファクトブックの作成。ファクトブックとは、関西電力株式会社の財務データの一覧表や他電力会社との差異、今後のビジョンなどが掲載されているものです。私の仕事は、関西電力株式会社の強みを出せるデータ項目を探し出して発表することで、最終日には部長にプレゼンテーションを行いました。発表後、その内容を翌年のファクトブックの作成材料にしたいとおっしゃっていたのですが、実際に翌年のファクトブックに自分がプレゼンテーションした項目が掲載されていたので嬉しかったですね。

この課題で一番難しかったことは、論拠を固めることでした。なぜそのデータ項目を載せるのかという証拠や裏付けをするために、インターネットで調べたり、社員の方に聞き取り調査をしました。この材料探しがとても難しかったですね。また、過去に掲載されていない新しい項目を探すことにも力を注ぎました。経理・IRコースは私一人でしたが、大勢の学生と一緒だと学生の中で閉じこもってしまう恐れがあるので、一学生対社員という形のおかげもあり良い経験ができたと思います。

現在の勤務先は日本郵船株式会社ですが、インターンシップは私の就職活動に大きく影響しました。関西電力株式会社でのインターンシップを通じて、電力インフラの重要性を実感したので、就職活動の軸をインフラにしました。そして、原材料を輸入に頼っている日本において、海運という機能の重要性に注目し、この会社に興味を持ったんです。経理の仕事を志望していますが、いろいろな部門で幅広い知識を身につけたいと思っています。数字に強いことはどの職種にも重要だと思うので、今後も簿記の勉強は続けたいと思っています。将来は幅広い分野に精通するゼネラリストになりたいですね。

インターンシップでも、その他のことでも、自分には少しハードルが高いかなと思うことも、どんどん挑戦することで道が開けると思います。みなさんの学んでいる立命館大学にはキャリアオフィスやインターンシップオフィスがあります。そこには、多様なプログラムや、私たちを後押ししてくれる職員の方々がいます。積極的にいろいろなものを活用し、情報収集して欲しいと思います。


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