インターンシップをする

Point 学部の学びを実社会で確かめられる
Point 充実した経験にするための事前事後研修で学びを深める
Point 単位認定されるプログラムもあり
Student's Voice

自分のビジョンを変えた、インターンシップ

岡崎直樹 さん(法学部4回生)
2007年度春期休暇に協定B型インターンシップを経験
2007年度夏期休暇に10社のインターンシップを経験
(2008年12月5日掲載)

インターンシップへの参加を考えたのは、2回生の冬でした。このころから就職活動を意識し始め、2回生でも応募資格のあるものを積極的に探していました。そんなとき、たまたまインターンシップオフィスの前で大学の「協定B型インターンシップ(*)」の募集を見つけ、応募することにしました。

協定B型インターンシップ …… 原則として学部を限定せず実施され、大学側と受入機関との間で協定(覚書)を締結し、その協定によってプログラム内容・実施期間等が決められたプログラム。(「学校インターンシップ」は、同プログラムのひとつに位置づけられます)

受け入れ先はりそな銀行で、春期休暇の5日間を使ってのインターンシップでした。具体的な内容としては、1日目と2日目は人事の方からマナーや銀行の業務の仕組みを講義形式で教えてもらい、3日目は支店実習として京都支店で、多くの行員の方の話を聞きました。4日と5日目にはインターンシップで学んだことをもとに、りそな銀行に対する改善提案のプレゼンテーションを行うというものでした。このインターンシップに参加して良かったことは、様々な角度から銀行を見ることができたことです。一緒に参加していた他のインターンシップ生もモチベーションが高く、日を追うごとに仲良くなり、同じ目標を持つ仲間を作れたことも大きいですね。

3回生の夏期休暇もインターンシップに参加。このときは、企業が独自に募集している自由応募型の1DAY型や2DAY型の短期のインターンシップに10社ほど参加しました。夏期にはなぜ短期のインターンシップを選んだかというと、広く会社を見ることによって、視野を広げることをテーマにしていたからです。業界としては、金融を中心に総合商社、不動産、外資系のメーカーなど幅広くまわりましたね。それぞれ内容がバラエティに富んでいて、学生だけでグループワークを行う企業や、若手社員の方々を囲んで交流会を行う企業もありました。そこで、社員の方に仕事への姿勢などをお聞きして、企業への理解を深めていき、その後のOB・OG訪問に生かしました。

1DAY型や2DAY型のインターンシップは、受身の姿勢だと何も得られないまま、あっという間に終わってしまいます。わずかな時間の中で少しでも多くのことを学ぼう、次につなげよう、と考えることが短期のインターンシップでは特に大切だと思います。インターンシップを経験して、会社説明会やOB・OG訪問など自分の足を使って情報収集する必要性に気付き、以前より積極性が増しました。また、初対面の人とのグループワークを通して、自分の意見を主張するだけでなく周りの人の意見も尊重しながら円滑に話を進める力が身につきましたね。プレゼンテーションをする場も多かったので、話を組み立てる上で物事を論理的に考えることの重要性にも気がつきました。

この2回のインターンシップを通じて、自分のビジョンも大きく変わりました。夏期休暇のインターンシップを行う前までは、金融への就職を希望していましたが、様々な業界・業種のインターンシップに参加することで、他の業界にも興味を持つようになりました。
それまでは「専門的な仕事ができるか」という点を重視していましたが、インターンシップを通して「仕事は楽しみながらイキイキとやるべきだ」と考えるようにもなりました。これにより、自分がどういう企業に行きたいのかビジョンを明確にすることができ、現在内定を頂いている企業へとたどり着くことができました。
内定先が不動産に関する企業なので、入社までにいくつかの資格を取る必要があります。そのため、今年の夏期休暇はその勉強をする予定です。あとは大学でJAとして後輩の就職活動の手伝いをしたり、就職活動に関する企画を実施したりしていけたらと思っています。大学最後の夏は自分を必要としている人たちの役に立ちたいですね。

取材・文/本間美帆(経済学部3回生)

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